あらすじ貴光の言葉通り、朱雀門で見事な蹴鞠を披露してみせた泰申。その姿を見た業輔は、泰申に力を貸してほしいと願い出る。業輔の娘・斉子は半年の間、部屋に閉じこもり出てこないという。泰申の華麗な蹴鞠を見れば、心が晴れるのでは―という業輔の期待に対し、泰申は「私の完璧な鞠足を見れば、元気になられる」と請け負うことに。斉子の屋敷を訪れると、そこには大伴少納言・貴光がいて!? 同名の単行本所収の第2話を収録。