歯車体系の開発、それを応用した「一般人にも扱える魔導具」の製作、さらに《白樹》のアジトを叩き彼らの企みを未然に防ぐ活躍――。様々な功績を上げ続けるアインに学位を授与すべきという話が持ち上がる。 乗り気ではないアインとは対照的に、認められたことを喜ぶシャノン。 そんな彼女に押し負ける形で因縁の相手・総魔大臣ゴルベルドとの面会に向かったアインは、彼からシャノン出生に関わる秘密を聞かされる。 ゴルベルドの双子の弟にして、忌み子として幽閉されながら魔法界に反旗を翻した男・ガルヴェーザ。彼に見つからないよう名を変え孤児院に預けられたゴルベルドの娘、それがシャノンなのだという・・・・・・。 娘を返してほしいと告げるゴルベルドに対し、アインの決断は――?