あらすじ母の看病のため、学生らしい時を過ごせてこなかった慶子さんは、高校三年生を目前とした春の朝、ケーキのような甘い匂いに誘われ和菓子屋「寿々喜」に辿り着く。 店員の青年に招かれ店内に入ると、出されたのは小さな“どら焼き”。そう、あの香りの正体はケーキではなく“和菓子”だったのだ。 和菓子の魅力に惹かれ、お店に通い始める慶子さん。だが、進級後の新しいクラスで、慶子さんの隣の席になったのは、なんとあの和菓子屋の店員さんで・・・・・・!? 四季折々の和菓子と、ほんのり甘くじんわり優しい恋物語をどうぞ。
リンゴさん通報5.0ほっこり和む仄かに淡く綴られた恋物語。情景だとかキャラクターの心情だとかがとても丁寧に描き出されていて、読み終えてしまうのがちょっと勿体なかったですが、幸せ進行形な終わり方で良かったと思います。繰り返し読み返したいと思った作品でした。2023/10/23いいね