あらすじ「時無しの人形師」に最も愛された最高傑作の人形、セレネ。心を持っているのに体を動かせず、喋ることもできないように作られたセレネは、長い長い時間、霊廟の中で迎えを待っていた。墓荒らしを追って現れた人形師のアーセルはセレネが魂持ちだと見抜き、彼女を水葬都市の工房に連れ帰る。長い時間、創造主の愛の思い出の中だけに生きてきたセレネの時間が、アーセルの手によって動き始めた・・・・・・! ひとが作り出した、ひとを愛する「生き物」。人形と人間の壮大なラブストーリーがいま完結!