その日、高校生の俺――稲森春幸は無職になった。 親を喪ってから生活費のため労働に勤しんできたが、休憩中出会った少女を暴漢から救った騒ぎで歳がバレてしまったのだ。 路頭に迷う俺の前に立つ麗しき美少女。彼女の正体は・・・・・・ってあの東条グループの令嬢・東条冬季――!?「私のヒモになっていただけないでしょうか!」 ・・・・・・・・・・・・なんだって?「あなたのような人をドロドロに甘やかしたいのです! 私がいないと生きられないくらい! これは私の性癖です!」 えぇ・・・・・・。 食事に睡眠、お風呂まで!? 生きるため――そう自分に言い聞かせた俺は《お試し期間》として一ヶ月間の契約同棲をすることに。 平凡な日々も彼女となら輝いて見えるかもしれない。そんな淡い希望も抱きながら・・・・・・。