へバーデン結節とは、進行性の手指の病気です。大人の女性の手指に見られるような、指の第一関節がボコッと節くれ立っている状態はまさしくこの病気の症状なのです。患者数は350万人以上とも言われ、多くの人が苦しんでいます。へバーデン結節は多くの患者さんが苦しんでいるにもかかわらず、医療サイドの治療受け入れ態勢が整っていない病気です。この病気の原因自体が解明されていないため、対策や治療法も確立されておらず、ほとんどの医療機関では痛みを多少ごまかす程度の対症療法しかできていないのが現状です。医療機関を受診しても医師からは「年齢のせい」「治らない」と突き放されてしまうことも珍しくありません。その結果途方に暮れて、一体どうすればいいのかとかえって悩みを深めてしまう人も多いのです。でも、あきらめなくていいんです。その激痛は「10秒神経マッサージ」でケアできます。「10秒神経マッサージ」とは、たった10秒、自分でできる痛みをやわらげる治療メソッドです。治療の第一歩は「痛みを軽くする」こと。つらい痛みがなくなれば、関節が楽に動かせるようになり可動域も広がります。すると筋肉や血管の緊張がほぐれ、次第に患部の状態が回復してくるのです。著者のクリニックの治療には、この「10秒神経マッサージ」もプロセスとして組み込まれています。患者さんには朝晩2回、セルフケアとして行ってもらいます。すると、2~4回の外来受診で痛みがやわらぐパターンがほとんど。その効果は日本ペインクリニック学会第53回大会で発表され、多くの注目を集めています。さまざまな手指の痛みにも有効な、画期的な治療法。さあ、あなたも朝晩2回の「10秒神経マッサージ」を行って、その手指の痛みから解放されましょう。