勇者パーティを追放され、大国であるエーヌビディア王国を訪れたネット。 王女ルシラと側近の騎士メイルと出会い、持ち前の人脈を駆使して国の一大事を切り抜けると、ここでも大きな人脈を得たネットは、エーヌビディア王国で開催される勇者パーティ選抜試験への協力を求められる。 久々に開催される試験には国内外の有力者が集まり、ネットの試験官としての能力にも期待がかかる。 一次試験の面接、二次試験のバトルロイヤルへと試験は進んでいくが、その裏で暗躍する勢力も現れ、ネットも警戒をするのだが──「流通の支配人を頼ってみた。流石に情報はどれも正確だったな」 と、相変わらずの他力本願チートであっさり解決してみせる。 しかし、勇者候補の中にも不穏な気配があり──。