「何のために生まれてきたのか、答えられますか?」安楽死が合法化されている2040年、神奈川県・江ノ島を望む<ラストリゾート>。この場所で死を願う人々と向き合う人命幇助者<アシスター>の東峰渚(とうみね・なぎさ)は、かつて自らも安楽死を望んでいた。だからこそ、寄り添える痛みがあると信じたい。あの時の自分を照らしてくれたような、誰かの希望の光になりたいと願っている。それがたとえ、最も許せない人であっても。生きる辛さ、その孤独に優しく寄り添う。SNSで話題を呼んだ『レゾンデートルの祈り』、待望の続編。