校内でも有名なイケメン風紀委員長・睦月に片思い中の小夜子。
ある日、ずっと渡せなくて持ち歩いていた彼へのラブレターが紛失してしまった。
「大切なものがなくなった」と落ち込んでいると、それに気づいた睦月が「風紀を乱す盗難事件は即刻解決する」と言い出した。
落とし物として誰かに拾われ手紙を読まれることは嫌だけど、こんな展開で本人に内容を知られるのが一番最悪――。
渡すつもりだったラブレターが行方不明になったり、送ったはずの告白メールが見知らぬ誰かに届いてしまったり。
かと思えば大切な思い出を盗まれ、なりすまし告白をされたり。
わたしが告白できないのは、恋なのか故意なのか。……どっちでもいいから告白くらいさせてほしい!
『交換ウソ日記』の著者が描く、いつも誰かに邪魔をされ何故か告白ができない女の子と、イケメン風紀委員長とのドタバタ告白ミステリ!