監修 大須賀健(筑波大学計算科学研究センター教授 宇宙物理理論研究室)
寄稿 永田和宏(細胞生物学者/歌人)
(目次)
第1章 現代科学の最先端を行く物理学
1 人間のいかなる空想も越える奇妙な世界
2 宇宙には、果てがあるか
3 宇宙は、膨張している
第2章 極微の世界は、常識を破壊する
1 物質の最小単位は、なにか
2 極微の世界の不思議
3 どれだけ小さいものまで見えるか
第3章 現代物理学は、自然の本質を解明した
1 断念は、あきらめではない――「断念の哲理」
2 新しい位置と速度の考え方――「不確定性理論」
3 自然の安定を保つもの――「プランク恒数」
第4章 宇宙の謎を解く素粒子の活躍
1 星は永遠に光り輝くのか
2 宇宙の放浪者たち
第5章 時間が遅れ、空間が縮む世界
1 光は真空を伝わる
2 絶対性の否定――「特殊相対性理論」
3 地球の引力による時間の遅れ
4 宇宙の神秘
第6章 物質世界の果てを求めて
1 電子顕微鏡でも見えないものを、知る方法
2 極微の世界に巨大な力がある
3 素粒子は、はたして窮極物質か
第7章 真空の世界では「無から有」が生じる
1 真空は、無ではない
2 自然は、限りなく深い