あらすじ藤十郎とともに京へ戻ったせつな。しかし、第八警邏隊には療養を終えた隊士・本条がいて、あやかしだと見破られてしまう。屯所を追われたせつなは、親戚の都子のもとに身を寄せることとなる。 せつなと藤十郎は密かに逢瀬を重ねるが、都子は離縁すべきだと言い出す。別の男性に嫁がせようと画策する都子に追い詰められる中、せつなは彼女の抱える秘密に気づく。――それは京をも揺るがす悲しい事件の始まりだった。 そして、せつなと藤十郎にも最大の危機が訪れる。二人が選ぶ未来は――。