大学を卒業し、晴れて念願の藤崎産業に入社した百花(ももか)。感染症によっていまだ分断が続いている世の中に不安や孤独を感じながらも、自分なりにできることを模索していこうとする。日本橋にあった「紙屋ふじさき記念館」は閉館してしまったが、一成(かずなり)は記念館の再オープンに向けてあたらしい候補地を探しており、川越の古い商家の建物を使うことが決まった。百花は会社で「記念館準備室」に所属し、新記念館の開館に向けたプロジェクトに携わることに。どのような記念館にすれば「和紙」を今の世の中に広めることができるのか、プレッシャーを感じつつも、新卒の同期数名とともに様々な課題に取り組んでいく。それと同時に、百花の亡き父の作品『東京散歩』を復刊する動きが現れて・・・・・・?「紙」がつなぐ人々の想いとあたたかな絆の物語、感動のフィナーレ!