あらすじ 聖創学院大付属高校で一人の少女が自殺した。 その少女の名は雪村月子。 彼女は死ぬ前日、“そうじさま”と呼ばれる儀式を行っていた。 こっくりさんと同じやり方で行われるその儀式は、学校に棲んでいるという小さな男の子の霊を呼び出すもの。 それに参加していた武巳の周囲にも異変が起こり始める。 凄惨な怪奇と共に顕れた霊は神隠しにあった空目恭一の弟・想二に酷似していて――。 鬼才、甲田学人が放つ伝奇ホラーの超傑作、第5弾。新装版限定書き下ろし掌編付き。