あらすじ葉桜が雨に映える東京、浅草。栗田は葵の父に認めてもらうべく和菓子職人の大会優勝に向け、今日も葵と二人、自分たちの味を模索していた。 しかし栗丸堂にかかってきた一本の不思議な電話から人探しが始まる。心当たりを探して街を歩くうち、栗田は気にかけていた人物とばったり出会うことになる――。 やさしい甘さの和菓子の中に、それぞれの人が見つけた大切なものとは? 吾妻橋のたもとの傘の中、栗田と葵の二人の距離も縮まって・・・・・・。◆目次◆栗どら焼き大学芋月餅