ジェスと一緒にいたい。離れたくない。 だが、現実逃避し続けることもできない。 王朝と解放軍の亀裂は深まるばかりで、シュラヴィスはノットに決闘を挑んでしまった。 間に立てるのはジェスと俺だけ。なんとしてでも戦いを止めなければ! 奔走するうちに解き明かされていく、これまでの謎と大きな秘密。 真実をかき集めて辿り着いた『解決法』は・・・・・・あまりに重い決断が必要なものだった。 それでも俺は、ジェスのためなら・・・・・・。 豚と少女の恋物語に訪れた大きな分岐点。 二人で歩いてきた足跡を辿りながら、俺たちの、最後の旅が始まる。「豚さん、大好きです」「ああ・・・・・・俺も、大好きだ。幸せになれよ、ジェス」