死亡率九割を超える“不可能任務”に挑む機関―灯―は、尊敬する同胞たちの死の手がかりを求め、同盟関係である工業国・フェンド連邦に潜入する。しかし、調査に奔走するジビアの前に鉄壁の防諜機関―ベリアス―のボスが立ちはだかる。『我々に一方的に奉仕する――呑める条件は、それだけです』“スパイの世界には、協力はあれど友好はない”皇太子暗殺未遂犯を捕えるため、ティアを人質に『灯』は利用されてしまう。 陰謀と混沌渦巻く中、誰よりも優しい少女は立ち上がる。『覚悟は決まった――奪われた復讐をするたるために』少女たちは止まらない。同胞の死を胸に『灯』が暴れ始める。