幻想的で切なく静かな、どこまでも青い世界――。
私は、ある森の小さな家の実験室でポツンと一人研究者をやっている。
私が研究しているのは宇宙を作る実験だ。
そう、世の中を夜空や星々で溢れ返したい。
青の世界を広げたいのだ。
夢のある実験だが、もちろんそう簡単にはいかず、なかなか成功しない。
自分の無力さに途方に暮れる中、ある日ふと思い立って真夜中の街へ飛び出した。
ここはどこだ?
見知らぬ世界に迷い込んだ。
でもね、私には見えたんだ。やっと。
存在したんだ。私がつくった青の世界が。
今から君たちを夢の世界へご招待しよう。