ヤクザと闘い、
警察を出し抜き、
ストリップ業界を支配した元銀行マン。
バックステージから時代を握った怪物がいた!!
業界を興隆させ、破壊し、終わりを見届けた男。
その人生に、常識は通じない。
○刃物を抜いたヤクザ相手に大立ち回り、相手を病院送りに
○全国の踊り子を一手に握る
○月収1億8千万のカネをギャンブルにすべて突っ込む
○腹にダイナマイトを巻いて警察署に乗り込む
○全国指名手配をされるも逃げ切る etc.
このような武勇伝と裏腹に、帝王と呼ばれた男・瀧口義弘は線の細い銀行マンだった。
福岡の進学校を卒業後、福岡の福岡相互銀行(現・西日本シティ銀行)に勤めていたが、昭和50年ストリッパーとして活躍していた姉に誘われ、その日のうちに辞表を出して劇場に飛び込んだ。以降、彼は帝王としてストリップ業界を差配するまで上り詰める。
15年以上にわたり、日本各地、世界各国の色街を取材し、ストリップ劇場の栄枯盛衰も見てきた著者が描く、悪漢にして好漢の一代記!!
<目次>
まえがき
第一章 芸界――銀行マン、ストリップ業界に入る
第二章 台頭――ダイナマイトを巻いて警察に乗り込む
第三章 家族――全国指名手配から逃げる
第四章 帝王――経営再建の名手となる
第五章 挫折――後継者育成に行き詰まる
第六章 劇場――最後の公演を見届ける
あとがき
主要参考文献一覧
※本書は2017年12月22日に配信を開始した単行本「ストリップの帝王」をレーベル変更した作品です。(内容に変更はありませんのでご注意ください)