最初、著者は「福沢先生の名著『学問のすゝめ』になぞらえたような本を書く資格が自分にはない」とたいへん躊躇しました。しかし、日本の学校教育や、子ども、青年の勉学への取り組みの愕然とする現状を調べるにいたって、「書かなければならない」「書く使命がある」と、日本の行く末を思いやり、渾身の力で書き下ろしてくれました。その電子版。
【目次】
第1章 なぜ学ぶのか、その根拠をつかむ
福沢諭吉時代からのメッセージ
向学心を刺激した「エリート競争」 ほか
第2章 日本に「頭脳敗戦」が迫っている
なぜ「学問しなければいけないのか」
学力レベルが反映する国力の差(国別ランキング) ほか
第3章 国のために学問する意味を説く
勉学こそが愛国心に通じる
日の丸を掲げても愛国心にはならない ほか
第4章 学問するには方法がある
学問が社会で役立つとき
学力と仕事・推理力と数学と仕事の関係は ほか