貴族だけが持つ特殊能力である『祝福』の効果を底上げするという、驚異的な力を発現させたフィンは、様々な人材の祝福を駆使して辺境領地の村を開発していた。
余所にはない一級品の作物やフルーツなどの名産品をはじめ、廃坑見学ができる観光名所、プールや魚の掴み取りなどが体験できるレジャースポット、そしてついに開発された蒸気機関車など、フィンの祝福とアイディアで村は急速に発展していく。
しかも一国の王女様まで移住してくるなど、村の評判は一気にうなぎのぼり。
領地経営は順風満帆――のはずだったが、その発展を快く思わない大物貴族の陰謀により、フィンたちは一転して窮地に立たされてしまう。
果たして、彼らは再び村を立ち直らせることができるのか!?
バフ持ち領主の領地改革ファンタジー、待望の第二巻!!