日本がほこる名門・烏丸家の当主となった
花穎は、まだ18歳。
とつぜん引退を宣言し、
ゆくえが分からなくなった父にかわって
急いで留学先のイギリスから帰国する。
家で待っていたのは、
花穎がだれよりも信頼する執事・鳳ではなく、
見知らぬ若い男だった……。
衣更月と名のる、その人物は、
自分が烏丸家の新しい執事だ、と言うが、
花穎のことを、主人と認めていないようで――!?
若き主人と新米執事。
息の合わない<不本意コンビ>がつくりだす、
上流階級ミステリーが角川つばさ文庫に登場! 【小学上級から ★★★】