山を出て都会で冒険者になった、元狩人のステル。
彼は相変わらず冒険の旅に出ようとせず、都会で快適な日々を過ごしていた。
ある日、ステルは街の一流ホテルで開催される『魔剣の展示会』の警備を頼まれる。どうやらその魔剣が、魔法結社に狙われているらしい。剣姫と呼ばれる有名な冒険者と一緒に任務にあたるステルは、今回も山育ちゆえの規格外の身体能力で大活躍!
その実力に見合わない低級冒険者という肩書きで周囲を驚かせるのも、いつも通りのことで――。
「ステル君は九級冒険者です」
「きゅうきゅう!? おかしくない? 冒険者協会おかしくない?」
とうとう展示会がスタートするが、何事も起こらない……なんてことは、やっぱりないわけで!?
山育ちの冒険者の都会ライフ、第二幕スタート!