「300万あります…これで…私を女にしてくださいーー」遊び方のひとつも知らない地味な私が縋ったのは…歌舞伎町のホストで―!?地味喪女の私は奥手で男性経験も…もちろん無しのアラサ―大学生時代の初カレからのトラウマを抱えたまま、気づけば5年の歳月が経っていた。今だに処女の私は仕事人間として、会社と自宅とを往復するだけの毎日だったけれど…元凶の元カレから「結婚式」に招待されてしまい――「あの時」みたいに私をダシに、みんなの前で笑い者にするのはわかりきっている。だから、無駄に溜まったお金を使った上で処女を捨てるなんてことを考えてみたり――相手は…新宿のホストなんてどうだろうか。どこか自棄になった思考力のまま、札束を差し出し…「貴女と付き合えばいいんですね?その話、受けましょう」過去に縛られたアラサー処女の、大逆転劇が始まって――!?