「究極の塩は、わたしのその……行為中の体液を……精製すると手に入るのよ!」
謎理論の一言に、三流料理人・ロインの意識は真っ白になった。
舞台は魔族によって占領されたとある人間の街。場末の食堂のコックだったロインは、魔王を満足させる料理を依頼される。もちろん、失敗したら即処刑!
万策尽きた――と思われたその時、現れたのは『塩』の人造精霊を名乗る少女・ソルティ。彼女が作り出す塩は、あらゆる生物を虜にするというが……その『採取方法』は上記の通り、刺激的すぎてあまりあるものだった。
三流コックで……しかもソッチの経験も浅い残念男・ロインは、果たして性と食の覇者となれるのか!?