青和大の女子学生が高槻と尚哉の元へ相談に訪れた。サークルの友達と一緒に、雑居ビルのエレベーターで「異界に行く方法」を試した翌日、うち一人が行方不明になったという。心当たりを尋ねると、彼女の声は歪み――。(――第一章「違う世界へ行く方法」)遠山からの依頼で、栃木の山奥へ赴いた高槻と尚哉。別荘地を作るための工事中らしいのだが、沼を埋め立てようとしたところ、不審な出来事が相次ぎ、困っているという。しかもその沼には「ヌシ」が棲むという伝承もあるらしく!? (――第二章「沼のヌシ」)「――先生が全部忘れても、俺が覚えています。約束したでしょう」実写ドラマ化で話題騒然&人気沸騰!異界に魅入られた凸凹コンビの民俗学ミステリ、第7弾!