保護犬の安藤(あんどう)さんと暮らす日和(ひより)が、動物第一の獣医・高遠(たかとお)の動物病院に勤めて数ヶ月。有能ながら気遣いの出来ない高遠に戸惑いつつも、日和は不器用な彼や動物の役に立とうと工夫を重ねていた。
しかし、日和は動物看護の素人。命の危険がある熱中症のフレンチブルドックが運び込まれ、専門知識の足りなさを痛感する。
そんななか、院内を掃除していた日和は、高遠が探していた写真――前職の同僚女性が写った一枚を見つけてしまう。偶然に彼女と知り合った日和は、彼女が動物看護をしていたと知り…?