斉藤剛はかつて大阪の一等地に店を構えるほどの料理の腕を持っていた料理人。しかし彼は、金目当ての詐欺師に騙されたせいで店を失い、今は田舎街でほそぼそと小さな料理屋「えにし亭」を営んでいた。
そんなある日、謎の声を聞いたツヨシは、いきなり異世界に飛ばされてしまう。
「ここで出会ったのも何かのご縁、ってな」
ツヨシは異世界で出会った、奴隷商に売られそうだったエルフの少女、いかにも訳ありな関西弁ロリッ子、そして巨大な魔獣犬をお供に、キッチンカー仕様の屋台で「えにし亭」を開く。
すると、いつのまにかツヨシの作る美味しい料理が異世界で話題になっていき――。
アラフォー料理人が異世界で人生再スタート! 異世界屋台めし「えにし亭」ここに開店!