「わたくしは星羅(せいら)ルナ。月宮(つきみや)アテナの友人でラブコメの神様ですわ。桐島(きりしま)さん、あなたはアテナが惚れた男性だとか」
「俺は天真(てんしん)って女の子が好きなんだ。でも、何度も告白しても月宮が無茶苦茶な方法で邪魔してくる。星羅、俺の告白の手伝いをしてくれないか? お前じゃないとダメなんだ!」
「っ! わ、わたくしでないと……わかりました。桐島さんの恋を叶えてみせますわ!」
「えーと、その、頼んでおいてなんだが、本当に良いの?」
「わたくしがアテナに告白の邪魔をさせないようにすれば良いのですね? お任せくださいですわ!」
「そ、そうか。じゃあよろしく頼むな。見とけよ月宮――今度こそ絶対に天真に俺の想いを伝えてやるからな!」
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