プレゼントは子犬がほしいと言う。妻も私も反対だ。どうせ娘に面倒をみるのはムリ。親の仕 事が増えてしまう。そんな夜、来客があった。軒先に立っていたのは、おんぼろの黒衣をまとったガイコツだった。「お前がセトエミリか?」歯がむき出しになった口でたずねると、彼は大鎌をふり上げた。 すぐに理解した。死神が、娘を迎えに来たのだ。「エミリはうちにいますが。で、ですが、あの子はあさって誕生日なんです。どうか今日は見逃してくれませんか?」私は黒衣にすがりついた。「特別だぞ。来週また来る」死神が去ると、私はすぐにペットショップに走った。――あなたはこのお話にかくされた恐怖の真実に気づける?意味がわかるとゾッとするこわ~いお話がもりだくさん!そして、4つのパスワードが集まったとき、「本当はこわい図書館」のヒミツが明かされる・・・?※真実は本の中で確認してね。【小学中級から ★★】