あらすじついに教授になった島地には、妻の他に、二人女がいた。教科書出版社の売り込み競争に踊る、醜悪な人間像が次第に浮き彫りになっていく。昭和の巨匠が満を持して挑む、教育界の闇とその行く末とは。 ※本書は昭和四十一年一月十日初版の角川文庫を分冊、改版したものが底本です。