あらすじ 思い出を残して故郷を旅立ち、別々の地で別々の人生を歩み始めた元幼馴染みたち。 仕事に、家庭に、恋に悩んで立ち止まってしまった彼らのもとへ、あるとき白くてでっかいお友達があらわれた。 のんびり屋で天然で、空気の読めない喋るシロクマに、最初は驚き困惑していた彼ら。けれど、不思議と懐かしい温かさを感じるその振る舞いに、いつのまにか背中をそっと押されていることに気がついた。 やがて、思い出の中に置いてきたシロクマ係長の正体と、“友達”の切ない想いが明らかに――?