あらすじ生き血を求める身体 自分が誰なのかわからない恐怖が襲う! 「返して、それは私の身体――」ニンギョウの影は、梨湖を責めるように後を追い、呟く。梨湖は、自分は誰かの入れ替わりではないのかと、自分自身をうたがっていた。記憶の中に甦る、ぽっかりと口を開けた暗い洞穴、千切れた注連縄――。神護山でなくしてしまった記憶が戻るとき、すべての謎があかされる。感動と驚愕の完結!