今の日本には、おカネをたくさん稼がなければ、「楽しい生活が手に入らない」、そう考えている人が多いようです。
だからといって「がんばっておカネを稼ごう」とすると、今度は、仕事に関するさまざまなストレスが増え、心がどんどん苦しくなります。
「あちらを立てれば、こちらが立たず」、「何かを得ると、何かを捨てることになる」という“トレードオフの関係”が、「おカネ稼ぎ」と「楽しい生活」の間にもあるわけです。
本書は、こうした「息苦しい」世の中で大合唱されている「がんばる」という価値観にメスを入れ、人生を楽しく生きるための考え方を紹介するものです。
あなたの「がんばり」は本当に必要でしょうか?
※本書は2009年に小社から刊行された『がんばらない生き方』を文庫収録にあたり、加筆修正したものです。