「こんな下品な下着まで用意して、一度で終わる気なんてなかったんだろう?」
沙優は恋人の柏木直人とシェアハウスに住んでいる。幸せで満たされた生活を送っていたところに、直人の双子の弟の尚樹が移り住んできた。恋人の直人とは正反対の尚樹にイラつく沙優。
直人とふたりだけの時間を満喫していた沙優にとって、相容れない尚樹も一緒の生活は苦痛でしかない。それどころか、弟の尚樹がいては、直人と触れ合うことさえもできず、沙優の不満はたまっていく。
そんな中、ひさしぶりに恋人の直人とふたりきりになれる休日を得た沙優は浮かれていたが、それはとんでもない罠だった――。
ふたりの男から同時に愛され、与えられる官能に沙優はあらがいようもなく溺れていく。