あらすじ帝都シムルグに蠢く暗雲は、未だ晴れることを知らない。 闇の組織に忍び込んだ“副長”ケルヴィンが辿り着いた、一人の男。 貴族誘拐事件の真相を追うウィンが行き着いた、一つの嘘。 それらが示す先に浮かび上がったのは、かつての“背教者”の影であった。 真相を求め“皇太子”アルフレッドがリヨン王国への訪問を決したそのとき、 冥府の底より喚び出されし“魔族"がゆっくりと動き始める。 「私は、本当に世界を救えたのかな? お兄ちゃん……」