――人は天使でもなければ獣でもない―― 男は、闘う者としての矜持を捨てなかった。青年はあくまで、己が最強であることを示そうと欲した。紫の翼を背負わせられた少年は、何の為に力を与えられたのかすら分からぬまま、戦いの渦中に放り込まれた。天使になれず、獣になることを拒んだ少年は、運命に翻弄されるままフォーシアンと戦い、NEOと戦う。始まりの夜に出会った「星の少女」の記憶で、己の心を「人」につなぎ止めながら。新人類・ワイジアンから「鎧」を与えられた人間の少女・花月は、成り行きのままに、またしても人類の天敵・NEOと新人類・フォーシアンの戦いに巻き込まれる。『反逆の天使』となった少年と共に。