「貴女のどんな言葉でも僕は受け入れよう」
誰よりもなによりも──ただひとりの貴い女性として愛をささやき、嘉奈の最大のコンプレックスを“愛すべきもの”として受け入れる灰路。灰路の“声フェチ”は受け入れがたい困った性癖ではあるものの、偽ることなく「これが自分である」と見せてくれる灰路に恋愛に臆病だった嘉奈の心はほぐれ、愛しさをつのらせていく──が。
灰路の異動先・東京支店にいる『鈴の音のようなかわいい声の女性』の存在。
電車で二時間とはいえ、すぐに会えない距離になってしまう不安に、嘉奈の心は大きく揺れて、そこへさわやかな同僚・余瀬が……?
アウト寄りの犯罪スレスレ声フェチ残念変態イケメンと、ちょっとワケあり純粋OL。
1カ月に渡るハイテンション恋愛攻防戦終幕!