「私たちに心を開いて、気持ちよく逝けばいいだけでしょう?」
カルアベリーを退け、閉鎖洋館の2階へ逃げ込んだ一匠(いっしょう)。
しかし、上層ではいっそう美しき怪物たちが獲物を待ち受ける。
ラムベリーの拘束布、キュラスベリーの気化媚薬……
男を極上の性交に誘う罠は、同時に死へのカウントダウン。
熟した肉襞に酔い、思うさま精を注ぎ込めば己の身体はどんどんと植物化してしまう。
お互いを貪り合う甘やかな死闘。
閉ざされた館を支配する『ルール』をかいくぐり、
謎の少女・ダンスを仲間に脱出を目指す一匠の前に、最古にして最強のベリーが立ち塞がる──。
「小説家になろう」の男性向けサイト「ノクターンノベルズ」で人気のエロティックホラー、第2巻が登場!
●書き下ろし番外編「ミックスベリーの活花」
“お茶会を開くたびに嫌なのが、ラムベリーが女らしさをアピールし始めることだ。”
これは、一匠が館を訪れる少し前のお話。ベリーたちの和やかで、不穏なお茶会の行く末は──。
●同梱特典:高解像度ロゴなしカバーを巻末に収録