ミステリー作家は傲慢でドS? いきなり結婚ダメ出しって何様ですか!?
失業中の有莉子(ありこ)に舞い込んだ祖母の遺産は天才イケメンたちが住む『有栖荘』。正式に相続するには、25歳の誕生日までに『有栖荘』に住む誰かと婚約する必要が!?
「言っておくが、俺はおまえと結婚する気はない」
誕生日までの半年のあいだ、管理人として『有栖荘』に住むことを決めた有莉子に、ミステリー作家の貴志冬弥がいきなり結婚ダメ出し。
「結婚する価値がない女」みたいなあつかい、さすがに傷つくんですけど!?
初対面で「貧相な女」と言われたことも思い出し、偏屈で口が悪い冬弥とうまくやっていけるか不安に……。
けれど住人に薦められた冬弥の書いた本を読んでみると、あまりに素敵な物語に有莉子は大感動! 興奮さめやらぬまま冬弥に感想を伝えにいくと、なぜか壁に押しつけられて唇を奪われてしまって?? 口をふさげば静かになるってなんなのもう!
突き放すくせに、視線は熱く有莉子の姿をとらえる冬弥。
「避けないでくれ。おまえのことを聞かせろ」
胸の鼓動は不安それともトキメキ? ドキドキ★管理人ライフが始まった――。