7月21日(日本時間)は人類の月面着陸から50年です。アポロ計画は米ソ冷戦という国家間の対立によって生み出されたものですが、一方で科学、とりわけ惑星科学に「大きな一歩」をもたらした計画でもありました。この節目の日を迎えるにあたって、アポロがもたらしたサイエンスを振り返ります。
宇宙飛行士たちによって持ち帰られた月の石の分析や、月面に設置された地震計などのデータから、内部構造やクレーターの成因などの「現在の月」だけでなく、誕生の筋書きや年代史といった「過去の月」までもが見えてきました。月探査計画について解説するとともに、それらに貢献した情熱的な地質学者のドラマを紹介しています。
特別付録は「アポロ計画クライマックス」と「月面マップ」のポスターです。地名やクレーター名を記した月面の詳細な地図を眺めれば、気分はムーンウォーカー。
ニュースやトピックでは以下の話題を取り上げています。
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