鹿子真由花(かのこまゆか)は自他ともに認めるオタク女子だ。
それも重度の魔法少女オタクで、魔法少女と銘打ったアニメがあれば必ずチェックしたし、できることなら本当の魔法少女になりたかった。
そんなある日の帰り道、路地裏で不思議な光景を目にする。
人間の言葉を話す不思議な生き物と不思議な力を使う女性が、暴れる異形の者を取り押さえる姿は夢にまで見た魔法少女そのもの。
だからこそ「魔女を継がない?」と言われたら、なにも考えずに受け入れてしまった。
そして迎えた初めての戦いの日、真由花は魔法少女の力を使い、その代償に愕然とする。
まさか魔法を使うとHな気分になってしまうなんて!
ほてった身体を持て余した真由花は、近くにいた学生を襲ってしまい――。