その日に籍をいれると約束した、学校卒業の日が迫ってきた3月。克樹は麻友の異変に気がついた。
「なぁ、麻友……もしかして俺たちの披露宴を開きたいのか?」
なんでも素直に話すようになった麻友は「披露宴、やってみたいです」と答える。克樹と麻友は、なるべくお金をかけずに楽しく幸せな宴を開くために動き始めた。
そんななか、克樹が麻友を「求めて」も、拒否をされることが増えた。麻友が拒否をする理由は、「初夜」を特別なものにしたいから。
万感の思いで催す披露宴。そして、焦らし焦らされついに迎える初夜。コンビニで「拾った」女の子と同居をはじめて早数年、大人気ラブコメ完結巻!