あらすじ療養・再装備のため、帝都へ帰還したレルゲン戦闘団。 そこで目にしたのは、死という非日常に慣れてしまった祖国の日常だった。 激烈に損耗し、閉塞感に囚われた帝国の世論は あまりにも『勝利』を渇望してやまない。 そして新たにターニャに与えられた「無理」な仕事は、 潜水艦による敵戦隊の捜索撃滅。 秘密兵器はMAD手製の大型魚雷。 死力を燃やし尽くしてなお、その先にも暗闇が横たわる。 己に平穏を――。 ターニャのささやかな願望さえも、あまりに遠い。 出口のない戦争は激化の一途をたどる。