豊かな小国の王であるユーリは、聡明で高潔な王として名高いが、
秘めた性的嗜好をもっていた。
それは、支配され陵辱されたいという願い。
それを叶えてくれる唯一の男、シュヴァルツと出会い、
互いに素性を隠し爛れた関係を続けていたユーリ。
だが、実はシュヴァルツは隣国の王子だった。
これは、ユーリを操ろうとする隣国の策略なのか…?
昼は気高き王、閨では奴隷。
二つの顔をもつ王と、悲運の王子が織りなす愛の物語――。
さらに、同著者の既刊本「紅蓮の眼差しに銀の薔薇」(イラスト:小禄)のお試し読みも特別収録!