「館内に生存者が2人以下になれば、外への扉は開かれます」──遠く離れた星まで拉致された、山口健次ほか地球の男女9人。脱出不可能な集団生活の中、彼らは宇宙人から「『愛情』を知るために、あなたたちを観察する」と宣言され── 宇宙人から殺人のための武器と“飲むと生き返る石”を与えられて、苛烈な殺し合いを繰り広げ続ける9人。親子や姉弟の愛憎が渦巻き、誰もが必死に生き残ろうとするが、実に簡単に命が奪われ、だがまた、簡単に生き返る。この殺し合いが終結し、脱出者が出ることはあるのだろうか? そんな絶体絶命の状況で、幼い頃から母親に理想の子供として育てられ、正しく生きるように強く教育され続けてきた高校生の山口は、自らと皆のために“究極の行動”を起こす。前作を超える衝撃が待つ、驚愕サスペンス・ストーリー!