マネジャーの悩みの多くは、技術的な問題解決よりもチームマネジメントにあります。チーム内の人間関係は、納期や品質などの利益に多大な影響を及ぼし、企業成長の成否を決めることも多いのです。本書は、社内の生産性を向上させるために必要な、「部下の自発性の引き出し方」と「自分で考えることのできる人材の育成のポイント」をわかりやすく解説します!
【目次】
第1章 まず、押さえておきたいコーチングの基本の基本
なぜ、あなたの部下は「話を聞いてもらえない」と感じてしまうのか?
不安が強いほど関係づくりは困難。部下が話しやすい環境をつくろう など
第2章 上司を悩ませる「困った社員」「問題社員」はどうして出てくるのか
部下が言い訳をする原因は「自己正当化」と「後悔からの逃げ」
「あきらめ」の気持ちから、部下は上司に無言で対抗する など
第3章 上司としての意識改革と部下へのアプローチ
「できるかできないか?」ではなく「やるかやらないか?」と問う
「脱線」は伝え忘れの大きな原因! まず「会話の目的」を明確にする など
第4章 「問題社員」に見える部下の気持ちをどう捉え、どうアプローチしていくか
部下が上司に伝えたい、聴いてもらいたい「本当の思い」
部下の「思考パターン」をつかみ、想定の範疇を広げていく など
第5章 [ケース別]問題の起こる瞬間とその対処法
「なんで私ばっかり?」と、被害者意識になってしまう部下
自分の意見を言う際に「でも……」が多い部下 など