日本でもリーン製品開発への関心が高まり、多くの企業が導入するようになることを期待する。タイミングはいましかない。日本企業はリーマンショック、東日本大震災、超円高、ユーロ危機と、次々と苦難に見舞われている。開発力の向上によって高業績を実現できなければ、未来はない。その意味でも、日本企業は「製品開発革新」をかつてないほどに必要としているのである。(「はじめに」より)
(目次)
推薦のことば ジェフリー・ライカー
第1部 開発革新を成し遂げた、あるメーカーの物語
第1章 社長の決断
第2章 海図のない航海
第3章 開発革新への船出
第4章 開発プロセス革新へ
第5章 勝利の美酒
第2部 「開発革新」を実際に進めるには
第6章 なぜ、いま「開発革新」が必要なのか
第7章 リーン製品開発の基本的な考え方
第8章 リーン製品開発の基礎(1) セットベース開発
第9章 リーン製品開発の基礎(2) チーフエンジニア制度
第10章 リーン製品開発の基礎(3) プロジェクト管理のしくみ
第11章 リーン製品開発の導入へ
第3部 リーン製品開発の導入事例
第12章 事例(1) フォード車体部門、起死回生の導入
第13章 事例(2) ハーレーダビッドソンはこうやって成功した
第14章 事例(3) ピン社のゴルフクラブの危機脱出
第15章 事例(4) テレダイン・ベンソス、困難と改革の軌跡