年間200回の研修を行っている接客・接遇講師が、自らの体験をベースに、現役の奈良・薬師寺僧侶に質問をする形で、「おもてなし」の心の本質に迫ると同時に「日本人の心」について深く考察します。
【目次】
第一章 薬師寺が育んできた、「もてなしの心」
あいさつひとつにも、「もてなしの心」を込める
人を惹きつけるふるまいとは
なぜトイレがきれいな店は繁盛するのでしょう?
誰に対しても気持ちのいいサービスをするために
おもてなしのモチベーションを保つために
第二章 日常にできる、おもてなしのための自分磨き
毎日の仕事にこそ心を込めるのです
たくさんの「ありがとう」を口に出しましょう
笑顔は何よりも美しいものです
「お辞儀」にはどういう意味があるのでしょう?
今こそ「正しいこと」の本質を見つめましょう
清らかな心をもちましょう
腹を立てず、心を穏やかに保つコツ
第三章 他人だけでなく、自分も幸せになる「もてなしの心」
勝ち負けにこだわりすぎないでください
「成功」=「幸福」だとかん違いしてはいけません
知らず知らず慢心してしまう心に
「利他」の心をもち続けましょう
周りに惑わされずに働くために
お客様のために、一生、学び続けましょう
第四章 仏教もおもてなしも、人が幸せになるための智慧
マナー・接遇の背景にある仏教の心とは
縁を大切にしましょう
若い人たちに伝えていきたいこと
悪口や中傷はどう受け止めればよいのでしょう?
引き継いだものを伝えていきましょう
手を合わせましょう