たとえば観光地のお土産屋さんで働いているとして、
お客さんに商品を見つくろってあげようと「ご予算はいくらですか?」と
英語で尋ねるとします。
日本で英語教育を受けてきた人の多くは、まず「予算」という
単語に目がいくはずです。この単語を知っていれば、すぐに文章を作ることができますが、
知らない人は、あれこれ悩んだ末、伝えることをあきらめてしまうかもしれません。
けれどもネイティブは、私たちが考えるよりも、簡単な言い回しを使っているのです。
この例ならば「How much can you spend?」でOKです。
本書ではこのような中学レベルの単語を駆使して、「まあまあかな」
「言っとくけど」「やっぱりそうだったんだ」といった
日常生活に出てきそうな表現を、直訳にしばられず「こう言えばいいんだ」という、
考え方とコミュニケーションのコツを伝授します。
クスッと笑えるイラストと軽妙な語り口で、楽しみながら英語力を
アップさせませんか?