親の再婚がきっかけで、ひとつ屋根の下で暮らすことになった義理の妹・笹崎日向(ささざきひなた)さん。
オタクで人付き合いの苦手な僕は、つとめて無難な、他人のような距離感で彼女と2年間を過ごしていた。
そんなある日、こもりっぱなしになっていた日向さんのことが心配で、彼女の部屋に押し入った僕は、そこでとんでもないものを見つけてしまったのだ。
描きかけの。めちゃシコな。すっごい見覚えのある――というか昨日おかずにしたエロゲそのままな絵柄のエロCG。
なんということでしょう。日向さんは、僕の義妹は、最近お気に入りのエロ原画家さんだったのです。
「あのエロゲ、使えましたか?」「どこら辺、どのシーンが使えました?」
でもって、僕より明らかに濃い日向さんのオタクな言動に、さすがに僕もたじたじで。
「あの……錬一さん。わたしと、えっち、してもらえないですか」
おまけに、なんだかすごいお願い事までされちゃって。
同居人の義理の妹はエロゲンガー! オタク同士の屈折した恋愛事情を生々しく描くラブコメディ!
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